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Report:キラキラうた旅 2013 

 第一回目の『キラキラうた旅』は、2013年8/23〜25の二泊三日でした。ミュージシャンを含め12名で被災地を回りました。

 それぞれの場所で、震災と津波の爪痕を見、土地の人と触れ合ったり、音楽を楽しんだり・・。12名全員で作った、手作りの素敵な旅になりました。「来年もぜひ!」「来年はどんなふうにしようか。」帰り道、皆さんの口からその言葉を聞けたのは、本当に感激でした。とにかく、続ける事、積み重ねる事ですね。

 来年こそは!と思っている皆さまのために、早く企画を立てて行きたいと思ってます。

12:30 仙台駅集合>出発 ♥牛タン(利久)
 * 牛タン屋でランチ。地元の友達に聞いた間違いないお店が『利久』でした。
14:30  野蒜海岸〜大曲海岸
  *途中で東松島市のベーシスト・八木さんと落ち合って地元を案内してもらいました。

 

東松島市の役場の職員さんでもある八木さんが丁寧に説明して下さいました。ここまで津波が来たという看板。きれいな緑の草原、もとは住宅が密集していました。ここは、遠浅の海で大きな被害がないように見えるけれど、広い範囲に渡って、津波を浴びたそうです。野蒜の小学校では、児童たちは校舎の上に避難し津波の被害から逃れましたが、体育館に避難した方は助からなかったそうです。

8/23 Fri.

17:00  ホテル観洋到着>夕食〜ロビーコンサート
 *夕食をとった後、ロビーでコンサートをしました。宿泊のお客様達もたくさん集まりました。
 

 

 津波をかぶっても倒れなかった南三陸ホテル観洋。1泊目はここです。新鮮なお刺身や、生のアワビの焼き物。 みんなで自己紹介タイムです。どんな思い出参加したかなど、話しに熱が入ります。

 食後はロビーでジャズを中心にミニコンサート。
ライブの後、大きなお風呂に入り、二次会。そこに、夜から参加の方が加わり、宴が盛り上がりました。

8/24 Sat.

8:45  ホテル観洋・被災地バスツアー
 *おいしい朝食をとった後、ホテル観洋の被災ツアーに参加しました。
 

 バスのガイドさんは、ホテル観洋の従業員の方。震災当日から、その後、被災した方を引き受け炊き出しをした話など、実際の風景がそこに浮かんできました。
 瓦礫の山をかたづけているクレーン車が見えました。まだ、こんなに瓦礫が!と驚きました。
南三陸町の海沿いの地面は、海水がしみ出していました。 写真撮影できませんでしたが、たくさんの仮設住宅が建つ場所にも案内してもらいました。 そして、防災センターの前へ。亡くなられたたくさんの方に、手を合わせました。胸が熱くなりました。

11:00  さんさん商店街>キラキラ丼&うたごえ+ライブ
 *キラキラうた旅の名前は、この『キラキラ丼』からつきました。プレハブの商店街は活気にあふれていました。
 

 前の年も、こちらで食べてライブをし、一緒にお客様と歌ったのですが、変わらず美味しいキラキラ丼に感激。そして、昨年とは違い、お日様の下でのライブ。融けそうになりつつ、歌いました。そして、なんと、昨年、一緒に歌ってくれた高校生の女の子と再会でき、感激!!続ける事って大切だなと実感しました。

 暑い中、ご参加ありがとうございました!!

14:00  女川
 *前網浜まで行く途中、女川の海岸沿いに立ち寄りました。
 

 通り過ぎる予定でしたが、思わず降りて手を合わせました。写真やテレビでは見た事があった横倒しのビルに、みんな言葉がありませんでした。

16:00  前網浜>海鞘の養殖見学&ライブ+うたごえ+夕食
 *昨年・幕張のパン屋さん・DONNAでのチャリティコンサートでご縁ができた前網浜。今回の旅で一番印象に残る場所になりました。
 

 まずは、漁師さんの船に乗せていただいて、海鞘の養殖を見せていただきました。震災から2年。まだ、育っていません。収入源のなくなった浜の皆さん、刺し網などでとったお魚や貝を売ることにしたそうです。
さて、夕食とライブの準備です。浜にあった篭や板を持って来てテーブルと椅子に。手作りの宴会の始まりです。 今回のツアーに参加できないけれどと商品券をプレゼントして下さった方、ビール券を寄付して下さった方のおかげで、お握りやビールや焼酎が並びました。そして、漁師さん達が「こんなものしかないけど」と、新鮮なお魚や貝を焼いて下さり、「こんなものって、こんな素敵な物、ご馳走になっちゃって、感激〜〜!!」と、ツアーのメンバー。

 ライブの最中に、夕日がどんどん沈んで、自然のホリゾントの美しさに感激。暗くなると、漁師さんが灯りを持って来て下さり、凄いスポットライトの中、うたごえタイムが始まりました。久々にみんな集まって、孫達の歌を聴きニコニコ顔のおじいちゃんおばあちゃん。

 そして、私達は、皆さんの輪の中に入り、震災の話やその後の話を生で聞くことができました。ツアーに参加して下さったメンバーそれぞれが聞いた話を胸に、また来年!!と手を振りました。

 私はおばあちゃんの「前見て、がんばるしかないもん。」っていう言葉がずっとずっと残りました。

8:00  華夕美>朝食
 *焼きたてのサンマをみんなで美味しくいただきました。本当に奇麗な風景がホテルの前に広がっていました。

9:00 女川〜石巻>被災地見学

 *車の窓からの風景は、昨年とほとんど変わっていないように感じました。そして、石巻。初めていらっしゃったツアーメンバーと共に、手を合わせました。南浜町には、がんばろう石巻の文字が。そして、日和山から石巻の町を一望しつつ、流された後に草木が生えた大地を心に焼き付けました。


11:00 トリコトーレ音楽祭

 *石巻の復興支援の音楽祭。ライブだけでなくお客様と一緒に歌いました。最後の曲はツアーメンバーと共に、ステージに立ちました。

8/25 Sun.

15:00 仙台駅>解散
 *このツアーで初めて会った方も多いのに、大きな絆ができた旅でした。今後とも、大切な仲間&お友達として付き合っていけそうな気持ちで固く握手をして別れました。本当にご参加、ありがとうございました!!
「また、来年!!」

 


<オプションコース>

17:00 仙台・ラブミー牧場>地元ミュージシャンとのライブ

 *冴理の地元、仙台でお世話になったお店が、今年で閉めるとのことで、感謝ライブを決行。地元のミュージシャンとご一緒しました。そして、同級生や友達が聞きに駆けつけてくれました。

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